年末年始をどこで過ごそうかと考え、思いついたのがプーケットでした。プーケットなら寒くないし、12月なら降水量も少なく過ごしやすそう、さらには東南アジアのカウントダウンは賑やかで楽しそうと、安価な考えでプーケットに決めてしまいました。
これがリサーチしなかった最大の失敗。プーケットのカウントダウンは想像を超えるものでした。
到着して早々洗礼を受けた。微笑みのタイはどこへ?
ANAのマイルが貯まっていたので、家族4人分の航空券をマイルで手配。どうにか特典航空券が取れたのですが、プーケットまでは直行便がないのでバンコク経由でプーケットへ。
プーケットに到着して早々にタイの洗礼を受けてしまいました。プーケット空港の到着ロビーへの出口前に最後の荷物チェックがあるのですが、空港職員が流れてくる入国者をランダムに止めてはスーツケースやバッグをX線に通していました。
まさか家族連れを止めてくるとは思っていませんでしたが、止められた以上見せるしかありません。「荷物なんていくらでも見せてやる」と言わんばかりにスーツケースやらバッグ類を流したのですが、何故か空港職員2人がやたらと画面を覗きこんでいるではないですか。
その時は日本の空港で2カートン買ったのを機内用トランクにしまっておいたけど、それに反応しているだけだろうと。
そうしたら空港職員の1人が「これはなんだ?」と質問してきたので、答えると壁に貼ってあった紙に指をさしてきます。そこにはなんと『電子タバコ禁止』と書いてあり、日本から持ってきていたアイコスはダメだと言ってきたのです。バンコクで乗り継ぐ時には何も言われなかったのに、まさかプーケットで止められるとは。
笑顔でどうにかなると思ったのですが、さすがに空港職員はそうは行きません。もう空港職員の顔は笑ってもいませんでした。
結局、この場で買ったタバコとアイコスを没収されるか、罰金を払うかのどちらか選べと言われたので罰金を選びましたが、日本円で約1万円ほど払い、我が家のプーケット旅行がスタートしました。
子連れには最高のHoliday Inn Resort Phuketに宿泊
プーケットまでの航空券はANAのマイルを使い、特典航空券で手配をしたのでほぼタダで済みましたが、ホテル代はもちろんかかります。
ホテル予約にはよくBooking.comを利用していますが、定期的にセールになるでその時を待ち、安くなったところで予約をしました。
今回のプーケット旅行で宿泊したホテルは『ホリデイ イン リゾートプーケット』です。
なぜこのホテルにしたかというと
- プールが充実している
- 朝食がおいしい
- 海に近い
- 買い物に便利
- 徒歩圏内にお店がたくさんある
我が家の条件に合うのがホリデイ イン リゾートプーケットだったのですが、選んで正解でした。リッチは良く、食べに行くにも買い物も便利で、ホテルの斜め向かいにはコンビニもあり、滞在中は不便に感じる事はなかったです。
ホテルのプールにはウォータスライダーなどあり、とても充実していたので、子供たちは一日中遊んでいられるほどでした。
プーケットのカウントダウンは賑やかすぎてやばかった!
プーケットで年越しをしたくて旅行を計画しましたが、東南アジアのカウントダウンは賑やかなイメージってだけでした。どんな感じなのか全く調べもせずプーケットを選択した我が家のカウントダウン当日。
ランタンが綺麗!カウントダウン前のパトンビーチへ行ってみた
日が暮れたパトンビーチではランタンが飛び始め、盛り上がりをみせていたので食事を済ませた後、行ってみる事に。
ビーチに着くと至る所にランタンを売る人、ランタンを飛ばす人で賑わっており、値切りに値切って購入したランタンに願いを込めながら家族で飛ばしました。
タイで有名なコムローイ祭りほどとはいきませんが、無数のランタンが夜空に飛び交い、とても綺麗な景色です。まさか年末のプーケットでランタンを飛ばせるとは思ってもいなかったので、とても良い思い出になりました。
ランタンを飛ばし終えた後、バングラ通り方面へビーチ沿いに歩いて行くと、屋外ステージに到着。ここではDJが大音量で音楽を流し、まさに屋外フェス状態。踊る人や歌う人、ごったがえしていました。
ここからバングラ通りは道路を挟んですぐ。カウントダウン直前にどうにか目的地のバングラ通りに辿り着く事ができました。
カウントダウンのバングラ通りはお祭り騒ぎ
普段から夜になると大盛り上がりなバングラ通りは、カウントダウンともなるとお祭り騒ぎです。どこから集まってきたのかと思うほど人が密集していて、カウントダウン待ちの状態。
路上ではパーティー用のスプレーやニューイヤーの帽子などがそこら中で売っていたので、我が家もよくわからないスプレーを買いカウントダウンに備えました。
そして、待ちに待ったカウントダウンからのニューイヤー!!
ビーチではニューイヤーと共に花火が上がり、自分たちの居るバングラ通りではいきなり大量の泡まみれ?この泡は売られていたパーティー用スプレーからで、まさか中身は泡だったとは知らずに購入していました。
そして、バングラ通りはもう誰だろうとお構いなしに泡のかけ合いをし、泡をかけられてもみんな笑顔で大はしゃぎ。
我が家の子供たちも知らない人にスプレーを噴射しまくっていましたが、この時だけは誰かに怒られる心配もなかったようでかなり楽しんでいました。
ホテルまでの帰り道が近いようで遠かったカウントダウンの日。そして痛い
カウントダウンでお祭り騒ぎのプーケット。無事に新年を迎え、疲れたのでホテルに戻ろうとなったのですが、なんせ大勢の人で道という道は大渋滞。
ホテルまで戻ろうとしても身動きが全く取れません。朝の満員電車に乗っているような感覚で、行きたい方向へは行けず、押されるがまま動く事しかできませんでした。
それに子供を連れているので無理やり押し進むのは難しく、世界各国からプーケットに集まった人々は日本人からすればガタイが良すぎます。
ホテルへ向かう中、車も大渋滞なのでこんな観光客がいました。
車を降りて写真撮ったり、車の上に乗っちゃう人。大混雑であっても、みんな笑顔で新年を迎えている姿を見ると「プーケットのカウントダウンは楽しい、来てよかった」と感じさせてくれます。
どうにかホテルまで戻って来れましたが、バングラ通りからホテルまでは約600mくらいの距離なのに辿り着くまで1時間以上はかかってしまいました。何でもない日に歩いたら10分くらいなのに。そしてホテルまでの帰り道で、何度足を踏まれた事か。サンダルで出かけたのは本当失敗です。
何だかんだ楽しかった年末年始のプーケット
プーケットの年越しは日本の大晦日と比べると真逆で、無数の花火が上がり、夜空にランタンが飛び、大音量の音楽にたくさんの人。本当に賑やかであっという間に年を越してしまう、本当に楽しいお祭りでした。
気候も良く、年末年始を過ごすには快適ですが、カウントダウンだけは覚悟して参加した方がいいかもしれません。そして、間違いなく泡だらけになるので、汚れてもいい服装と靴で夜の街に出かけましょう。朝起きたら足がやたら赤くなっていたので。
何となくで年末年始をプーケットに選びましたが、何だかんだでとても楽しかったですし、思い出に残る旅行となりました。静かに過ごす日本の大晦日も好きですが、賑やかな場所で騒ぎながら年を越せるのも1つの楽しみ方だと思っているので、我が家は今後も他国のカウントダウンに参加していこうかと思います。
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